お母さん記念日

1992年9月27日はわたしがお母さんになった記念日

 

はじめてのお産はめっちゃ大変やった!

前の晩夕飯後に破水して病院へ車で駆けつける

病院へ着いた時には子宮口は全開

お産まで普通ならそんなに時間はかからないはず

そう思っていたけれど…

 

翌朝息子が誕生するまで約8時間ほどは

頻繁にやってくる痛みとの我慢くらべ

「めっちゃ痛いけど…もっと痛いのかなぁ?」

「まだまだ痛くなるのかなぁ?」

看護師や教師は叫ぶ人が多いと聞いていたから

「叫ぶほど痛いってどんなに痛いんやろう?」

そんなことがずっと頭をよぎって

唇を噛み締めて耐えていた

 

我慢強いのにも程がある‼️

それは息子が無事に誕生したあとの

自分の唇の腫れを見てはじめて気づく(笑笑)

 

実習ではじめてお産に立ち会った時は

もう何故か怖くて仕方なかった

はじめに頭の先が見えてきて

しばらくするといっきにからだが出てくる

神秘的とは言えない実にダイナミックなその様に

ただ驚いた‼︎

あまりの衝撃に驚き怖いと感じたのかもしれない

 

自分がお産を無事に終えると…

何とも言えない「幸福感」を味わうことができた

予定日より一週間早く生まれてきた息子が

何とも愛おしくて

「母親ってこんなにしあわせなんだ‼︎」と

今までの痛みなんて何処かに吹っ飛んでしまう

 

お産って大変だけど、みんな何人も産むのは

こんな幸福感を味わう特権が女性にはあるからかな⁇

そう、だってどんなにこどもを産みたいと思っても

男性には叶わないことだから

母親になってはじめて「女に生まれて良かった❣️」

心からそう思えた

 

出産を機に病院を退職することになった寂しさはあれど

母子の時間をたっぷりと持てたことは

高校卒業後働きながら看護師の資格を取り

月の半分以上夜勤に明け暮れて

働くことにのめり込んでいたわたしに

とても大切な時間を与えてくれた

 

今まで自分のことで精一杯だったわたしが

この子を中心に全てが動くようになった

 

夜あまり寝てくれなくて

ずっと抱っこしてそのまま寝落ちしてしまう

そんなことが続いても

夜空の星たちが語りかけてくれたり

いつも目にしない風景を目にすることが増えて

わたしに新しい世界を見せてくれた

 

寝たい時に寝て目が覚めた時に動く

そんな自由な時間を楽しめたのも

息子が生まれてきてくれたからだね

 

今となっては忘れてしまったことが

その最中にはいっぱいあったけど

 

本当に母親にしてくれてありがとう❣️

生まれてきてくれた息子に感謝🙏

そして共に歩んで来てくれた旦那さんに感謝🙏

 

この文章を綴りながら

そんなあったかい気持ちに満たされて

しあわせを感じています💞